2008年2月16日土曜日

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CIAスパイ研修―ある公安調査官の体験記

前半部は本人のCIA研修体験記。日記風の本人視点で描かれている。 後半は公安調査庁とCIAの関係についての考察と、公安調査庁の批判についてである。 野田氏の公安調査庁批判の辛口コメントは有名だが、本書は比較的ライトかつピンポイントである。 素人ながら、日本の情報機関も本書の批判を甘んじて受け、直すべきところは直して欲しいと思った。 肝心の前半部であるが、ドラマティックな展開を期待して読むと肩透かしを食らうであろう。 著者自身も疑問に思うほどの「意味が有りそうな無いような訓練」の連続なので、せめて少なくとも 「ドラマとは違うんだ」程度の考えで、肩の力を抜いて読むのがちょうどいいと思う。 本書だけでも十分読む価値はあるが、以前に著者がペンネーム使っていた頃の公安調査庁の本を 読んでいたので、目新しい情報と言う点では、物足りなさを感じました。 あと、やっぱり値段が・・・・(笑) ハードカバーでプレミアがついているわけでもないのにこの価格とは・・・・

公安調査庁からCIAに派遣されて情報調査の教育を受けたという日本人による衝撃の書。このような活動の日米協力が行われているという事実にも驚きますが、断片的に紹介される米国の諜報活動にも驚愕。米国が日本という国をどのように見ており、どのように備えているかを垣間見てしまうと、背筋が寒くなるという読者も多いと思います。

 著者は元公安調査庁の職員。 本に自身がCIAに研修にいった内容を記したもの。 公安庁とCIAの交流ということで、どんな研修の中身かと思い興味をそそられて購入したが、その内容は本に詳細に記すほどのものではない。ある意味、人事交流的な要素のほうが強い。 その交流事態を著者は問題してるようだが、またそれは別次元の話であり、研修の中身は新鮮さがなく、何も米国までいって受ける必要がある研修とは、どう考えても判断できない。 後半に北朝鮮や公安調査庁の問題点などを記しているが、そちらをメインにした方がいいのでは・・と 思ってしまう。 何かと秘密のベールに包まれて、顔が見えてこない公安調査庁。そういった部分にメスを入れる著者の姿勢には賛同するし、共感もするが、本書の中身はいただけない。

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