2008年3月7日金曜日

セゾン etc

堤清二とセゾングループ

西武百貨店と西洋環境開発など、グループ中核企業に赤字の爆弾を抱え込んでしまったセゾン。セゾンが拡大を繰り返したのは堤清二・義明兄弟対立があったため、などとよく称されるが、しかしながらリーダーとしての堤清二の性格自体にそれ以上に問題があったのではないか、という点を突いているのがこの本。文化人であり経営者でもあるが、その二つが不可分である所が彼の魅力でもあり、彼の致命傷でもあった。個人的にはチケットぴあと銀座セゾン劇場のいきさつに非常に関心を持った。2000年11月現在、在庫切れとのことであるが、何とか再版して欲しい本である。

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