多機能な個人資産管理ソフトの定番「Microsoft Money」の2007年版。日々の収支をつける家計簿ソフトとしてはもちろん、複数の口座やクレジットカード、証券などを管理する「口座管理」、オンライントレードなどの投資状況をポートフォリオで一元管理する「資産管理」、老後の生活や住宅など大物の買い物シミュレーションが行える「ライフプランニング」など、個人の「お金」に関することならこの一本で行えるようになっている。 今バージョンの新機能として、食費、光熱費など費目で予算を立てる代わりに「生活費・娯楽費・老後資金・貯蓄や返済・予備費」という5つの大きなグループに分け、効率よく予算を管理する新しい手法「グループ予算」機能を搭載。「収入－生活費＝貯蓄可能額」という考え方から「収入－貯蓄や返済＝使用可能額」という発想に転換することで、将来に備えることが可能となる。将来設計をカッチリ行いたい人にピッタリのソフトだ。（三井貴美子）
手持ちの現金、銀行口座、クレジットカードなどの複数の資産を一元的に管理でき、あらかじめ設定しておいた予算と比較することができます。一日の終わりにほんの５分ほど、その日の収支を入力するようにすれば、正確かつ効率的な資産管理と収支分析が可能に。主な費目はあらかじめ設定してありますが、自分の生活スタイルに合わせて不要な費目は消したり必要な費目を追加したりできるので、そのあたりも便利。 付属の書籍もカラフルで分かりやすく、パソコンが苦手な人にも読みやすいのではないかと思います。
予算を大きな分類で立てられるようになったので、今まで、面倒な予算作成が、感覚的に掴みやすくなった。また、残高照会ゴールドサービスは複数の銀行口座クレジットカードを使っている人にとっては非常に便利。
Microsoft Moneyは毎年新しいバージョンが出ます。私の環境だけかもしれませんが、新しいバージョンが出ると旧バージョンでMSN残高照会サービスへの接続に不具合が多発します。そのうち、ファイルが壊れてそれまでの取引明細を含んだファイルがお釈迦になります。(なぜか、バックアップ保存しておいたファイルも壊れてしまう為、MSN残高照会サービス側と何らかの不整合が起き、結果的にファイルが壊れるのでは？と想像しています。)私の環境では、この現象が2006、2007が発売された時期に発生しました。私の利用目的では、資産管理ツールの取引記録を最低でも数年保存したい為、本来なら即刻、他のツールに乗り換えたいのですが、オンラインの残高照会サービスに対応している資産管理ツールをこれしか知らない為、しょうがなく使ってます。購入を考えている方は、当方と同現象が発生する可能性を考慮に入れご検討ください。