三木谷浩史社長が書いた最新本ですが、盛り上がりに欠けていると思った
楽天躍進の秘密が語られている。どこかの社長とは違い三木谷社長の抜かりのなさが見て取れます。プロ野球参入の時もそうでした。また、後半はネット業界の勢力図も描かれています。読み手によると思いますが、読んで損はないと思います。
まったく取材などしないで書いたのではないかと思ってしまうほどひどい。ほとんどが著者の想像で書かれている。真実が書かれているのは新聞や雑誌などからの引用など。特に1章のプロ野球参入はとても公平は立場で書いたとは思えない内容です。楽天や三木谷氏をヨイショするために書いたとしか思えません。また、書かれているデータも間違っているものがありました。あまりのひどさに読んでいて腹が立ったが、レビューを書いていてまた腹が立ってきました。とても参考になるような内容ではありません。ビジネス書などではなく、ただのファンが書いた本です。
事実に基づく内容は非常に薄く、どちらかといえば著者の思い入れや想像を書きなぐった感じでした。読んでいても、「~だと思う。」というフレーズが多く、三木谷ファンが自分の主観的意見をだらだら書いているだけという印象。もう少し客観的事実にもとづく分析を入れて欲しかったです。著者が想像する楽天の世界は第三者からみたら他人の勝手な想像にすぎなく、読んでいて共感を覚える部分はありませんでした。残念。。。